免疫細胞は、どこで造られるの?

2022年03月04日 15:54

パンデミックが3年目に入っても、いまだに猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症。
既に感染の経験がある人の体験談として、発熱、呼吸器障害、入院を要する中等症、無症状など
個人差が大きいのもこの感染症の特徴です。

また、後遺症に悩まされている方も多く倦怠感や睡眠障害、脱毛症の症状を訴える方が急増しているのも現状です。

重症化や最悪の事態を防ぐためには、ウイルスに打ち勝つ免疫力が大切です。
リスクが高いとされる、ご高齢者、基礎疾患を持ってる方などは、新型コロナウイルス感染症だけではなく、風邪やその他のウイルス感染にも気を付けなくてはいけません。

その重要な免疫細胞は骨髄と胸腺から作られています。
骨髄は胸骨や腸骨などの中に存在する組織で、ほぼすべての免疫細胞のもととなる造血幹細胞を作っており、T細胞以外の免疫細胞を成熟させて血中に放出しています。

胸腺は、胸の真ん中あたりに位置する臓器で、新生児は10~15g程度で、思春期には30~40gほどの大きさになります。
ですが成人を境に徐々に小さくなっていき、50代では半分以下の大きさに、80代ではほとんど胸腺がなくなってしまいます。
年齢を重ねると免疫力が落ち、感染症にかかりやすくなるのもこの胸腺の萎縮が影響しています。

そこへ首の詰まりが重なると、頭部と胴体間を往来する免疫細胞の数が制限されるのでますます感染しやすくなってしまうのです。

元気で生きていく上で最も重要なのが免疫細胞であり、それに代わるものはありません。そして、自分を守ってくれている免疫細胞が全身をくまなく巡れるように、”邪魔物”である”こぶ”を体外に捨て去ることがいかに効果的であるかということにお気づき頂ければ幸いです。

首が詰まると免疫力がグ~ンと低下します。
記事一覧を見る

powered by crayon(クレヨン)